知りたいという思い

私の幼少の頃の
印象深い記憶
それは


「なんで?」
「どうして?」


目に映るもの
触れるもの

世界の至る所に心を揺さぶる魅惑が溢れていて
当時の私の最大の関心事は
「納得がいくまで知り尽くしたい」
でした


そして
周囲の大人達も私と同じく
世界を知り尽くしたい欲求を持っていて
話せば思いを分かち合えるはず

そう思っていました


ところが
私が「なんで?」と聞くと

最初は笑っていた人も
段々答えてくれなくなったり

「面白いねぇ」
と言うだけだったり

段々と曇っていく表情を見て
分からないけれど

いけない事をしているのかもしれない

それだけは
分かるようになりました


もっと知りたい!
ただひたすらに極めたい!


大好きな人たちを困らせたい訳ではないのに
ただやりたいことを
純粋にやろうとすると

周りの人が何とも言えない表情を
浮かべるのを見ると
私が傷つけてしまったのではないか、と
心がきゅうっと苦しくなる

クムのまなざしを見て
私はまたやってしまった、と
昔の傷がかさぶたの下でチクッと痛むのを
感じていました


私はいつの間にか
以前のように質問をぶつけることを
ためらうようになっていました


そんな時にまた新たな風が吹いたのです

(つづく)



Hula o ka Māpunahele

人生に喜びを与えてくれるフラ フラは歌詞の中の景色、思いをよみがえらせ、見ている人に伝えます。 波や風、木々や草花の模倣をしながら踊るしなやかさとコアのある動きは、筋力、体力の向上とともに、想像力、精神面、心の栄養など様々な側面から育んでくれます。 小さなお子様からシニアのオハナ(フラで結ばれた家族)とともに愉しみながら、肩の力を抜いて一生涯学べるような教室です。

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